竜太です。どーもー。
今回はちびっ子たちにもおっきいお友達にも大人気の火星開拓について話すよ♪
有人火星探査は夢じゃない
すでにとっくの昔にお気づきの方も多いでしょうが、有人火星探査はもはや夢ではなくなりました。 現代の技術なら十分可能になってきているといえそうです。 実際各国が有人による火星探査計画を発表しています。
そこで今回は国際的な協力の枠組みの中でどういった有人火星探査が可能か僕なりの案をまとめてみました。 題して『広域国際火星移住計画』です。
広域国際火星移住計画
まずポイントとして火星探査ではなく『移住』としているところがポイントです。 探査するだけでなく移住して開拓しちゃおう!というところがミソです。 具体的には次のような計画になります:
- 広域国際チーム(通称:ルート)は3つの下部組織からなり、中国中心のチームとアメリカを中心とする英語圏中心のチームと日本やロシアを含むチームの3つの下部組織がある。
- ルートの役目は3つのチームのそれぞれを補給や救援などによって助けることであり、瞬間情報転送装置によって無人のロケットやロボットを地球側からラジコンのように操作して助ける。
- 3チームはそれぞれ一体につながった3つの部分からなる宇宙ステーションを地球側と火星側とさらにその中間地点のいくつかの場所にもち、地球側の宇宙ステーション以外は全て3つの原子炉によってエネルギーを賄う。また地球側の宇宙ステーションはソーラーで電力を供給する。このため大気圏に墜落する恐れのある宇宙ステーションについては放射能漏れなどの事故がないようにする。
- 原子炉をいくつも打ち上げる必要があるため、ロシア、アメリカ、中国などの大国で人口密度の低い地帯から核燃料を積んだロケットは打ち上げる。要住民理解。
- まず最初に、無人機で火星の周回軌道などに大量に物資を運んでおき、後から有人でその近くにロケットを飛ばす。これにより最初からたくさんの物資に囲まれた状態で火星移住が進められる。
- 火星にまず送った無人機も有人機も火星の宇宙ステーションがしっかり機能するまでは火星の地上にはおりない。というのも、真空で重力が打ち消しあっている無重力の空間では細かいオペレーションが可能だが、火星の地表に物資を下すとなると火星用のドローンなどを使わないと同じ地点に物資を下すことが難しいからである。
- 火星を回る宇宙ステーションもそれ以外の宇宙ステーションも物資の株式相場を設ける。これにより、例えば宇宙ステーションで水の価格が高騰したら、民間企業のロケットが水を宇宙ステーションに運ぶなどのビジネスが展開できることが予想される。
- 宇宙ステーション側から火星に向かうロケットへの搭乗ゲートはルートが作り、各国のロケットの搭乗口用のジョイント部だけは各チームが作る。
- 火星に向かうロケットの推進力は液体水素を原子炉で膨張させて後方に飛ばす方式が有望だが、水銀を使ったイオンロケットなども有望かもしれない。
- 日本が所属するチームでは原則自動翻訳機によって海外の宇宙飛行士とやり取りする。このため、自動翻訳機が実戦で役に立つかどうか十分テストする必要がある。
なぜこのような案なのか?
ポイントは『確実性』です。 火星に送った宇宙飛行士にまず試練が訪れるとすれば、それは『生命の危機』です。 火星まで行くのに原則約半年はかかります。このためいついかなる時にも危機は訪れます。 そこで問題をより易しい問題に細分化し、一個一個を十分確実に処理することが大切になっていきます。
- 地球から火星に直接行くよりはワンクッションおいて地球の宇宙ステーションから火星に行く。
- もっと確実にするために、先に無人機で火星の周回軌道や中間地点に物資を送っておく
などなどです。
また、株式相場を導入することによって、民間企業が物資の輸送などの事業に参入しやすくします。 これも確実性を高めるための手段です。
何か欠点はないのか?
欠点は莫大なお金がかかってしまうことです。 また、莫大なCO2も出てしまいます。たとえ地球から飛び立つときに液体水素を液体酸素と燃やす方式にしても、ロケットの製造過程のほとんどで莫大なCO2がでます。 また、万が一核燃料を積んだロケットが事故を起こしたら、多量の放射能がばらまかれることにもなります。 これは大変ですね。 でも実際に火星開発をしようと思ったら原子力の使用はほぼ不可避です。
夢のある火星移住計画
いかがだったでしょうか? いろいろ欠点はあるものの大変夢が広がる火星移住計画ではないでしょうか? この話はまだまだ書き足らない話なのでまた今度書きますが、今回は『いかにして確実性を高めるか?』を中心にして考えてみました。
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^