ども,竜太です.
今回は何故結束力の強い軍事同盟がダメで友好条約のほうが望ましいのか?についてお話します.
軍事同盟の性質
A国B国C国があるとき,A国とB国が軍事同盟を結んだとしましょう.
A国とB国の結束力は強まるでしょうか?
当然大変強まりますね.
ではC国はどうなるでしょうか?
大変ピンチになりますね.
この時一見A国とB国は安泰に見えますが,実は危機が迫ってます.
何故ならピンチになったC国は窮鼠猫を噛むのことわざ通り,決死の覚悟で恐ろしい行動に出る可能性があるからです. これでは何のための軍事同盟か分かりません. 軍事同盟が逆に緊張を生むのです.
軍事同盟より友好条約のほうが良い
一方A国とB国が友好条約を結んだとします.
C国はどうなるでしょうか?
確かにちょっとだけピンチになりますね. でもちょっとだけです. 何故なら軍事同盟は同盟国が攻撃されたら軍事的に手助けするという内容なのに対し, 友好条約はそこまでの拘束力はないからです.
結果的にA国とB国の結束力は軍事同盟ほど強くはなりませんが,政情は安定します. しかも友好条約はその性質上参加国をいくらでも増やせる性質のものです. これならC国もそこまで恐怖を感じることもないでしょう.
このように,同じ仲良くするということでも軍事同盟と友好条約はまるであべこべです. 一方は軍事的緊張を生むのに対し,他方は生みません.
これで,友好条約だけ結べばよいということがはっきりしました.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^