ども，竜太です．
今回はコロナウイルスの分類は漢字を使うのが最も合理的であるということをご紹介します．
コロナウイルスの分類をギリシャ文字でやると・・・
アルファ，ベータ，ガンマと分類できますがこれでは最後に24文字目のオメガまで行ってしまうと使えなくなってしまいます． これなら，コロナ1株，コロナ2株，のほうがましなぐらいです．無限個分類できますので．
しかしこれは本質的に正しい分類法ではありません． 例えばベータ株の変異とガンマ株の変異を持ったウイルスは何と命名したらよいでしょうか？ 余っているギリシャ文字ですか？それとも余っている数字ですか？ では，そのギリシャ文字あるいは数字からベータ株とガンマ株の変異を両方持っていることは読み取れるでしょうか？ また，その文字や数字を使うことの必然性はありますか？
どちらも全くありませんね． つまりこの方式はどちらも全く合理性に欠ける分類方法だったのです．
コロナウイルスの分類を漢字でやると・・・
例えばベータ株が人偏，ガンマ株が言偏とし，つながる順序がこの順だとすると信という字が両方を持っているウイルスとなります． 信という字を見ればベータ株が入っていることもガンマ株が入っていることも読み取れますし，しかも入る順番までわかります． したがってウイルス全般を表す漢字を例えば口とすると口の中に信を入れればベータ株とガンマ株の入ったウイルスということが直ちにわかります． しかもこれはコロナを表す冠，例えば山をつければ字形は複雑になるものの漢字一文字でコロナウイルスのベータ株とガンマ株の入った変異種であることが 直ちにわかるし，あいまいさはありません．
これでこれで漢字でコロナウイルスを分類することの合理性が分かっていただけたでしょうか？
何故漢字だとうまくいくのか？
実はこの方式がうまくいくのにはウイルスと漢字が持つ類似性，というより共通性が関係しています．
それは両者に共通する
- 2つの要素を持った一つの要素が作れる
- 一つのセットに複数の概念を載せられる
という性質があるからです． 一方，西洋諸国の文字にはこれらのどちらの性質もありません． 別の言い方をすると西洋諸国の文字には構造化という概念がないのです．
具体的に見てみましょう．
1.の性質は異なる変異アルファ株ベータ株を持った変異が作れることを意味します字で言うと信の部分ですね． 2.の性質はウイルスという概念とコロナという概念と変異の種類という概念の3つの概念を一つの文字に乗せられるということを意味します．
ウイルスと漢字は似ているというよりほぼ一緒であるとすらいえます． つまりウイルスの分類に漢字を使うのは最も合理的な方法だったのです．
ひぇ～漢字文化圏に生まれてよかったー
欠点はないのか？
この方式の唯一の欠点は古臭いパソコンとアプリケーションではどんどん作られる漢字に対応できないという点です． 一方人間はあっさりと対応できます． 何故なら人間は原理が分かれば漢字の造語など楽々できるからです． つまりこの方式の欠点は人には優しいが機械には若干優しくない程度です． 早急にこの機能に対応した言語入力支援ソフトが必要です．
ここまで読んでくださって有難うございます． 何か間違い等ございましたら，ご報告いただけると幸いです^^
