ども,竜太です.
今回はコイントスをするだけで2択ではあるものの未来が完全に予言できる原理が分かりましたのでお伝えします. なお,後で詳しく述べますが,あまりにも簡単に悪用ができてしまいますので,秘密厳守でお願いします. ただし,あまりにも効果歴然なので知れば誰も話したくはなくなるとは思いますので心配はしてませんが.
コイントスは実は表と裏がもつれている
コイントスをします. このとき,きちんとやれば大体2分の1の確率で表か裏がでます. 従来はこれはほぼ古典論的でラプラスの魔のようにニュートン力学的に情報があれば100%近い確率で表か裏が判定できると考える人もたくさんいました. しかし,実際にはこれは正しくは真に表の世界と裏の世界が重なり合った重ね合わせ状態になっています. 式で書けば, となります. ちなみに別行建てにすると例えばalign環境では文字化けしてしまって全く同じ式が書けなくなる仕様にあえてしてあるなんてはてなさんは素敵すぎますね. だけ別行建てだと使えないのにだけは
\begin{align} \sin x \end{align}
と書ける仕様も素敵すぎます. きっとさぞかし不自然な仕様変更をMathJaxに施してまで必要な機能だったのでしょうね.分かります.
さて,話が脱線してしまったので元に戻すとコインの裏が出る目と表が出る目は量子力学的な重ね合わせ状態になっているということになります.
しかしこれを一体どう占いに利用できるのか?
しかしここからが難しい問題です.コイントスの裏表が実際に量子力学的現象だとしてそれを一体どう利用したら占いに利用できるのでしょうか? ある占いの書ではこのように書かれているかもしれません.
「表と裏はどっちが出るかは実は占う人にはわかっていてそれが精神に出る.」
残念ですが,説得力もないし全然納得できないし,この考えで占いをやってもあまり当たらないでしょう. それでもこのやり方でもたまに当たってしまう可能性があるのが事態をさらに混迷化します. というのもそれなりにあたる占い師が,これと同じことを言う可能性があるからです. 困りましたね.
コインの裏表を占いの結果に結びつける方法
実はこんなに簡単にできる方法があったのかと呆れるかもしれません. しかし,この方法は原理の理解が肝心です.
ヒントはやはり量子力学にあります.それも量子もつれで説明できます. 例えば別のコイントスを誰か別の人に将来させて表が出るか裏が出るかを当てることを考えましょう. これは宝くじの当選番号を当てることに相当します(さすがにそこまで当てられるかあまり自信がない^^;). ポイントはこのままだと占う対象とコインの裏表が何も関係がないということです. これが分かると,すぐに占う対象とコインの裏表を何らかの方法で量子もつれ状態で結び付けなければならない,ということが分かります. しかしそれが難題です. 一体どうすればそれができるのでしょうか?
一緒に念じるだけでよい
実は量子もつれを作るのは恐ろしく簡単です. 単に一緒に念じるだけでいいのです. ですが,これではだめです.
「コインの裏表が占いの結果と結び付けー」
何故ダメなどでしょうか? 簡単言うとどういう量子もつれを作るべきか具体的に指定してないからです. 実際にはこのようにしないといけません.
「イザベラのコイントスの結果が表なら表,裏なら裏が結び付けー」
どうですか? ばかみたいでしょう. しかし,これをやるとあなたの意識の中でまずイザベラのコイントスの量子状態に対するもつれができ, 次に表は表,裏は裏が結びつきます.
すると将来イザベラのコイントスで表が出るなら占いの結果は表が出て裏なら裏が出るのです. 簡単でしょう. こうしてコイントス占いが完成しました. なお,このもつれ状態は最もシンプルに書くと次のベル状態と大体一緒です:
ここから何が分かるか?
ここからわかることは大体正確に作られていればさいころ等の材質はあまり関係がなく,プラスチック製で十分ということになります. だって,プラスチックだから重ね合わせ状態にならないも,プラスチックだから量子もつれができないも逆にあり得ないでしょう?
また次のようにも言えます.今回はイザベラのコインの表が表,裏が裏と設定しましたが,別に逆でもよいということです. 一緒にペアにするのが何かが重要なだけなのです. これでさそり座のあなたはとかの意味が,占い師が無理やりさそり座の人と占いの結果をもつれさせようと陰謀(?)しているだけで, あまり根拠がないことだということが想定できます. もっと言っていいのかどうかが自信ないのですが,筮竹の000が南で111が北ですら逆でもよい可能性があります. こうして,3qubitsのどの数字に何を当てはめるかは自由とすら言えるでしょう. 例えば,1がタイムマシン,2が愛,などのでたらめでも十分に機能するということです.
また,筮竹とさいころ占いなら初心者はさいころ占いのほうが良いということも言えそうです. というのもさいころなら一回振るだけで一つの目が確定しますし,たくさんの目があるので沢山の選択肢の中から選べるからです. また,一般的に万能なのは数字の目ですが,最も簡単なのは文字や文章の書いてあるさいころです. 例を挙げると
- 晴れ
- 雨
- 曇り
- 晴れのち曇り
- 曇りのち雨
- 雨のち曇り
でも良いわけです. こうすると「1が晴れだったな」と考え込む手間が省けます.勘違いが起こるとその場合だけ確実に占いが外れますのでこの方法は占う内容が制限されてしまう点を除けば優秀です. ただしもちろん全パターンを網羅してませんので曇りのち晴れの天気だけ当たる精度が下がります.
それでも筮竹を使った占いもよい面もある
あまり大きなメリットでもないのですが,筮竹の場合本数を増やせば何qubitsでも占えるというのが最大の特徴です. これはさいころを増やすことと全く一緒なのですが,方式が簡単なのでそれほど悪くもありません.
占いの原理はほぼ解明された!
如何だったでしょうか? こうして占いの原理がほぼ解明されてみると高い材質の占いグッズとかパワースポットもほとんどの意味で無意味だということが分かるのではないでしょうか? また,占いは科学者が最も得意な可能性すらあります.何故なら科学者が一番原理が分かるからです.
書いてないことはまだありますが,今回はこの辺にしておきます.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^