ども,竜太です.
今回はダメな遺伝子が氾濫することについて書きたいと思います. これにより,出生前診断が十分強く必要であることが分かります.
ジャンク遺伝子は増えやすい
遺伝子はごくまれに突然変異を起こします. しかし,人間社会ぐらいの規模になるとかなりの高確率で突然変異が起こります. ここでポイントとなるのは変異は本質的にでたらめに起こるのでほとんどが 機能を持った遺伝子もジャンク遺伝子ですらジャンク遺伝子になります. このため,突然変異の99.99%以上が悪い変異であるジャンク遺伝子に変異します. こうしてそのままでは圧倒的多数のジャンク遺伝子を持った個体が増えてしまうわけです.
健康関連のジャンク遺伝子はさほど増えない
ところが,意外なことに健康関連のジャンク遺伝子は思ったほど増えません. 何故なら本当に健康状態が悪くなった遺伝子は子孫をあまり残せないからです. 同様の理由で知能が低すぎる遺伝子もあまり増えません.
人格の悪い遺伝子だけは増えるスピードが速い
ただし,人格の悪さ=人格を構成する遺伝子がジャンク遺伝子化している場合だけは別です. 何故ならIQがさほど低くないなら,人格の悪さはむしろ生きていくのに都合が良いからです.
現在の技術でできる遺伝子治療は原則遺伝子破壊のみ
実は遺伝子に傷をつけるのは恐ろしく簡単です. たばこがそれだし,選択的に機能を持った遺伝子を破壊することすら簡単です. こうして,どの機能を壊すかによって,
- 外見
- 人間性
- IQ
- 体力
- 健康
などをかなり自由に改悪できることになります. この中で犯罪的な人や組織にとって有望なのは1と2のうち特に2になります. 何故なら社会を犯罪的にコントロールするのに都合が良いからです.
良い遺伝子を作ることもかき集めることも困難
遺伝子は機能を持っていますが,どうしてその機能が働くのかは一見解明が進んでいるようで実はほとんどわかっておりません. このため,良い遺伝子を人工的に作ることは現在の技術ではほぼ不可能です. ではよい遺伝子をかき集めることは可能でしょうか? 実はそれも不可能に近いです. というのも遺伝子同士の結びつきは複雑でよい遺伝子をどうやって配置してつなげればよいかがあまり分かっていないからです. 唯一分かっているのは優秀な親同士を掛け合わせて子供を作ると優秀な子供が生まれやすいという点です.
文明は残りやすいが良い遺伝子は消えやすい
以上の理由により,悪い遺伝子が増えやすいのでほおっておくとよい遺伝子は簡単に淘汰されてしまいます. 一方,それとは逆なのが文明です. 文明の特徴は書籍やデジタルデータとして保存できるということです. そしていったん保存してしまえば,相当IQが低い個体しか残らなくなっても完全には絶滅しないということが分かります. こうして未来はほおっておけばIQや人間性の悪い個体たちが持っている文明を運用する時代がやってくるということになるわけです. そしてそれは決して適者生存の原理ではなく,単に遺伝子のバグが増えやすいからだけです.
良い遺伝子を残すにはどうしたらよいか?
結論から言えば,出生前診断に限ります. そして,それで人格等の欠陥が分かったら,中絶するというのが理想です. 医療倫理に反するって? 馬鹿言わないでください,そんな医療倫理を守ったら,人間社会は崩壊するし,環境も悪くなるし, 才能や能力の高い人が苦しむ社会になってしまいます. 医療倫理で何を守りたいのかよく考えてください.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^