竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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STAP現象は液性因子で起こるだけ

どーも,竜太です.

今回は小保方春子氏らが主張しているSTAP細胞とSTAP現象についてご説明します. これが分かると,STAP現象自体はあるもののiPS細胞ほどには有望ではない技術であることも分かります.

STAP細胞とは何か?

ウィキペディアによると

刺激惹起性多能性獲得細胞[1][2](しげきじゃっきせいたのうせいかくとくさいぼう)は、動物の分化した細胞に弱酸性溶液に浸すなどの外的刺激を与えて再び分化する能力を獲得させたとして発表された細胞である。この細胞をもたらす現象を刺激惹起性多能性獲得(英: Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency)と言う[1][3]。

と書かれている. 要するに特殊な酸性溶液などに通常の分化した細胞を浸すと再び分化する能力を獲得するというのがSTAP現象と呼ばれるもので,そうしてできた細胞をSTAP細胞と呼びます.

しかし,小保方氏らの実験以降,様々な追試が行われましたが,一つも再現されたものがなく,また別の種類の幹細胞であるES細胞が混入していた可能性が強く示唆されたため, 完全に間違った研究であると断定されて今に至ります. やっぱり,STAP現象は間違いだったのでしょうか?

分化した細胞も液性因子で再分化できる!

僕は人間の皮膚などの細胞が,毛根の細胞に分化させることができる液性因子と呼ばれる成分が存在することを述べました. これは一度皮膚細胞に分化した細胞でも特殊な溶液に浸すと毛根の細胞に再分化させることができることを意味します.

STAP現象は液性因子で起きる再分化過程だった!

ここで,STAP現象に目を向けてみましょう. STAP現象で使われる弱酸性溶液は実は特殊な液性因子そのものです. どの細胞に分化するかはどの種類の液性因子を用いるかで様々ですが,STAP現象で使われる弱酸性溶液はそのうちの一つに違いありません. こうしてSTAP現象自体は本当に本当に存在するものの,それは液性因子によって一度分化した細胞が再分化する過程であることが強く示唆されることが分かります. STAP現象自体は存在したのです!

STAP細胞はiPS細胞の代用にはならない

とはいえ,液性因子はとても万能とは言えませんのでSTAP細胞がiPS細胞のような万能性を持つわけではありません. このため,STAP現象は実在するとはいえiPS細胞の代用に使うことは全くできないでしょう. ただし,STAP現象があるからこそ禿に効く液性因子を使った発毛剤が作れるわけですが.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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