竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

ユニティちゃんライセンス

このブログはユニティちゃんライセンス条項の元に提供されています

それでも世界線総分岐数が完全に信頼できるとは限らない場合

竜太です.ども.

今回は世界の豊かさを測る世界線総分岐数が見かけ上大きくてもあまり豊かになってない場合があるという状況についてご紹介します. 世界線総分岐数ですら完全にそれだけで判断するのは危険であるということになります.

そもそも世界線総分岐数とはなんであったか?

世界線総分岐数とはタイムマシンで見た場合の世界の豊かさです. より正確にはタイムマシンで見た場合の世界線の分岐の末端がどれだけ多いかを数値化したものです. 一般に核戦争などが起きてしまうとタイムマシンの管理をする人が居なくなるなどして世界線の分岐はタイムマシン的には無くなってしまいます. このため持続可能性の目安として重宝出来てきたわけです. それではなぜこの考えではだめか,あるいは不十分なのでしょうか?

世界が豊かじゃなくてもタイムマシンが高性能なら世界線総分岐数は大きくなりがち

はい,タイトルで大体わかってもらえたことでしょう. 実は環境などが極めて良くてもタイムマシンの性能が低いと世界線総分岐数は小さくなりがちなのです. これは極端な例としてタイムマシンが全くない世界を考えるとわかります. タイムマシンが全くないと通常は世界が悪くなりがちですが,だからと言って環境が極めて良いのに全くタイムマシンが作られない世界線だってきっとどこかにあるはずです. 逆にかなり環境は悪いがかろうじて人類が生きていてしかもタイムマシンだけは高性能という世界だってあるはずですよね. 実は後者が曲者なのです. というのも,短い期間に大量のタイムマシンを打ち上げればタイムマシンの性能は飛躍的に上がりますが,環境は劇的に悪くなってしまうからです. ほらね,これで実はタイムマシンが高性能なため世界線総分岐数は大きいが環境はかなり悪いという事例が簡単に作れてしまったことになるんです.

タイムマシンが全くないのはあまりよくない.しかし・・・

だからと言ってタイムマシンを全く作らないのも考え物です. というのも,当然未来に対してどういった方針を立てるべきなのかが分からないとタイムマシンを作らなかったからといって人類は容易く滅亡してしまうからです. 結局,環境問題との兼ね合いでどの程度タイムマシンを作ったらよいのか決める必要があるのです. また,タイムマシンの理論的研究だけは前進させておくとよいでしょう. というのも理論が進むと環境にやさしいにもかかわらず高性能なタイムマシンが作れる可能性があるからです.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


物理学ランキング


宇宙開発ランキング


量子力学ランキング

にほんブログ村 科学ブログ 科学情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 科学ブログ 最先端科学・最新科学へ