竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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タイムパラドックスはむやみに起こしてはならない

竜太です.どーも

今回はタイムマシンの運用に関してタイムマシンではむやみにタイムパラドックスを起こすべきではないという点についてご説明します. これが分かると,未来から送られてきた情報は原則的に新たな情報を追加するだけで,送られてきた情報を書き換えることはめったにしてはならないことが分かります.

タイムパラドックスは文面を変えるだけで起こる

以前お話したのですが,何らかのタイムパラドックスは,未来から送られてきた文面を単に書き換えるだけで必ず発生します. そこで次のような例を考えてみます:

現在が2022年1月20日だとし, 未来から次のようなメールが送られてきたとしましょう: 「2022年1月21日に抽選される第0454回のロト7の抽選結果は08 17 21 26 27 29 31だからこの番号で必ず買うように.」 ここで,ロトくじを買うにしても買わないにしても原則的にそれだけではタイムパラドックスは起きません. もっとはっきり言うとこの文面を一切変えずに過去に送る場合,全くタイムパラドックスは起きないのです. それでは文面を次のように書き換えて過去に流したらどうなるでしょうか?: 「2022年1月21日に抽選される第0454回のロト7の抽選結果は08 17 21 26 27 29 31だけど番号の当選だけ確認して絶対に買わないように.」 これを行っても当選番号は当然変わりません. ただし,文面が違うため何らかのタイムパラドックスが生じます. この場合だと,最初の文面の世界線ではくじを買うのに後の文面では買わないなどです. これは非常にわかりやすい例ですが,文面の小さな修正でもわからないところでは必ずタイムパラドックスが生じます. 一番当たり前すぎてくだらないタイムパラドックスは文面の小さな修正点それ自体です. 文面を改ざんすれば当然その分だけは少なくとも変わるし,実際には文面が変わっただけには留まらないのです.

タイムパラドックスが起こるとどうなるか?

タイムパラドックスが起きると,当然必ず世界線は分岐します.