竜太のテクニカルメモ

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金属吸着植物(Metal Adsorb Plants)の世界

ども,竜太です.

最近急に暑くなってきましたね. 暑さでエアコンを入れないと厳しくなってきたのでAD.2050がどれだけ温暖化するのかと思うとおっかないです.

さて,今回は鉱山農園(Mining Farm)の元となる金属吸着植物(Metal Adsorb Plants)についてご紹介します. これにより,再利用が難しかった,ゴミの山からの金属資源の回収が可能になるものと思われます.

植物は様々な金属を根から吸収する

植物は一般に金などの貴金属を含む様々な金属元素を吸着します. ただし,それは一般にたまたまそうなっているだけで,意図的に人類が金属資源を回収するために用いることは従来まれでした. 今回,僕はそこに目を付けました. 何度もご紹介していますが,日本の若手の化学者の村木風海氏はCO_2を食べてエタノールを作る藻を利用して, 石油に代わるエタノールやプラスチックを作る案を提案しています. そこで僕は,同じことを金属でできないか考えてみました. これが鉱山農園(Mining Farm)の案です.

鉱山農園って?

鉱山農園とは僕の考えた概念で,簡単に言うと有用な金属吸着植物を植えた農園から, 金属元素を鉱山のように回収するという案です. 言うまでもなく,これは金属吸着植物の性能に大きく依存します. 恐らく回収された植物の体内に数パーセント程度の金属元素を吸着できる可能性があります. そしてその植物を燃やすと,溶けた銅などの金属が回収できるわけです. これが鉱山農園です.

鉱山農園の実現には優秀な金属吸着植物が必要

回収できる金属の量は大きくいって次の三つの要素で決まります:

  1. 土壌中で利用できる金属資源の量
  2. 金属吸着植物の性能
  3. 金属吸着植物から精錬できる技術のレベル

このうち3については現在の技術で十分だろうと考えられますので,1と2が重要になります. 1についてはあまり大きな塊の金属資源では植物に吸着することが不可能ですから, ごみを細かく砕くなどして,金属ごみを細かい粉瘤上にするのが理想です. 2については様々な研究があるものの,まだ,どの植物がどの金属元素の吸着に向いているかが,はっきりわかっておらず, 将来遺伝子組み換えで金属の吸着性能を高めることが望まれます. いずれにしてもすべて不可能ではない技術でできるはずです.

鉱山農園は金属資源のサスティナビリティを飛躍的に高める!

この技術が開発されると,金属資源のリサイクルが飛躍的に高まるはずです. 一刻も早い開発が望まれます.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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