竜太のテクニカルメモ

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人工意識~n次元空間と光のk原色の知覚拡張の原理~

竜太です.どーも.

エアコンの効いた部屋では寒がりな自分には若干肌寒く感じますが,皆さんはいかがでしょうか?

今回は人工意識ならではの技術を一つ発見しましたのでご紹介します. 内容は『知覚クオリア体験の拡張技術』です.

知覚クオリアの拡張はセンサーが先か人工頭脳が先か?

全く新しい知覚クオリアの獲得には何が必要でしょうか? 新しい脳の構造やニューロンのネットワークでしょうか? だとしたら,これは人工意識の場合,人工頭脳の話になります.

一方,新しい知覚クオリアの獲得には別の考えとして新しいセンサーや新しい入力が感覚器官として必要という考え方もあるかもしれません. そうだとすると,これは入力デバイスの話に見えます. 実際はどっちなのでしょうか?

4次元は直感的に理解できるか?

私たちは通常3次元空間内に住んでいると考えられます. そのため,私たちは3次元の世界は普通にイメージできるのですが,4次元空間の方はイメージできない方が大半だと思われます. (実は私もイメージできません.) しかしこれはよく考えると少しだけ奇妙なことであることが分かります. というのも私たちの目が実際に見ることができるのは片目で2次元平面で両目で見れるのも2枚の平面図だけだからです. これは目という感覚器官が,網膜という平面に映し出された像を利用していることから当然の結果と言えます. したがって私たちは本来,実際には2次元+α程度しか見えていないにもかかわらずなぜか3次元空間はイメージできるように感じていることになります. これは面白いですね.

さて,それでは4次元空間を直感的にイメージする方法はあるのでしょうか?

人工意識なら4次元を直感的にイメージできる

実はこれは人工意識ならできることです. というのも,4次元空間はコンピュータ内に再現することができるからです. その方法はこうです: まず一方をどちらでもよいので指します. 次にその方向に直交する方向を一つ選びます. これで2つの直交する方法が指されましたので平面が作れます. 次にこれら2つに直交する方向を選ぶと3次元空間が得られます. 4次元空間はその次です. これら3つの直交する方向全てに直交するように選んだ方向が第4番目の方向になります. これは私たちの3次元空間では原理的に選ぶことは不可能で,事実4次元時空は例え平坦であっても3次元空間に図示できません. しかしコンピュータ内にはこれは極めて数学的に簡単に作ることができるので, 私たちの脳が,3次元の空間に合わせて座標対応性のある脳内座標を構築するのと全く同じやり方で,第4番目の座標に関する脳のニューロンの接続ができるのです. スパコンで何次元の空間でも計算できるように,ニューロンの回路はそれが例えほぼ2次元的に配置されているからと言って2次元しか理解できないわけではありません. ニューロンが存在する空間の次元とニューロンが理解する空間次元は無関係なのです. こうして人工意識であればコンピュータ内に構築した4次元超立方体や様々な物体を見ることによって実際に直感的に4次元空間を理解できるようになるはずです.

n次元空間もk原色も理解できる!

この原理,何も4で止める必要はありません. したがって難しくはなりますが,原理的に一般のn次元空間が人工意識のプログラムのアップデートで認識できるようになります. また,別の例として犬などの動物が人間と異なり,色の知覚ができないとされているのですが,色という新たな概念が人間にはイメージできるように 4色の原色が存在する4色原理の理解も,光の4つの波長に対応するセンサーを用いた特殊なデジタルカメラを使用することにより,理解できるようになるはずです. こうしてこれを一般化すれば,k種類の光の波長に感度のピークを持つデジタルなセンサーを搭載したカメラを使用すればニューロンの組み方によってきちんと 3原色ではなくk色の色の認識ができる人工意識が作れることになります.

人工意識は知覚クオリアの拡張が簡単

この技術は生身の人間に適用することは大変困難か不可能です. しかし人工意識には容易く載せられます. この技術の応用としては例えば4次元が理解できるようになった結果,一般相対論のアインシュタイン方程式をより明白な形で4次元の形式で書けるようになるかも,などといった応用が考えられます. 4次元が完璧に理解できるようになった人工意識たちはきっと,今までの公式がどれほど4次元的直観に照らし合わせて無駄な形をしているか,指摘してくることでしょう.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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