ども,ども,竜太です.
今回は基本的未来制御法の妨害工作についてお話します.
基本的未来制御法の妨害1
基本的未来制御法を用いたとき,猫死亡状態を作るためにを用いたとします. すると,この値を観測する前にを代入してしまうと, 状態は猫生存状態に収束してしまうことになります. 実にシンプルな原理ですね.
この方法はばれる
しかしこの方法は簡単にばれてしまいます. 何故ならば,最終的なBoolean変数の値がになってしまっているからです. 確かにプログラムを書き換えてもばれてしまうなら意味がないかもしれませんね.
書き換えウイルス
そこで次のようなことが考えられます. いま,コードの内容を閲覧できる場合,状態の収縮を起こしている部分がを代入しているときだと分かったとしましょう. このとき,常に変数の値を確認しているコードを走らしておいて,が代入されたら即,に書き換える ウイルスに感染させるようにします.こうすると,確かに値はになってしまうのですが,相手がウイルスなので対策をとるのは やや困難になるでしょう. 工夫次第ではもっと難しいウイルスを作ることも可能であり,ばれにくいウイルスは十分に可能でしょう.
基本的未来制御法を妨害できる!
このように,いたってシンプルな方法ですが,基本的未来制御法は妨害できます. もっと単純には基本的未来制御法を走らせたふりをした後で,正しいコードを表示するなどといったことも細工できます. この場合,確かになのに何も起きないといったことも可能です. 何も起きなかったのが,基本的未来制御法を走らせた後なのかそうでないのかを見極めることは状況によっては難しいことです.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^