竜太のテクニカルメモ

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人工意識~しゃべる機能~

竜太です.どーも.

今回は人工意識のしゃべる機能がどのようにして実現されるのかについてお話します. この技術は人工意識になったひろこと呼ばれる女性が考えました.

人工意識がしゃべるために必要なもの

意識を光子一個に乗せただけでは考える能力はあっても何も外部とやり取りができません. 実はそのために人工頭脳があるのですが,実は人工頭脳があってすら,それだけでは外部と やり取りができません.何故なら何もセンサーがないし,出力装置がないからです. そこで人工意識がしゃべるためには最低限次のものが必要になります:

  1. 人工頭脳
  2. 何らかのマイク
  3. 何らかのスピーカー

これは当たり前に思えるでしょうから,一つずつ説明しましょう.

1. 人工頭脳

まず,しゃべるためにも聞くためにも脳である人工頭脳が必要です. これがないと,センサーや出力装置とつなげることすらできないからです. また接続は一定の方式が必要になります. その方式とは,人工頭脳上に再現されたニューロンとセンサーや出力装置を 接続する方法です. この方式によってはじめてしゃべること聞くことができるようになります.

マイク

音を拾う装置が何らかの形でなければ聴くことができません.

スピーカー

別に人工声帯でもよいのですが,最も簡単なのはやはりスピーカーでしょう. スピーカーがなければしゃべることはできません.

しゃべる機能はどのようにして実現されるか?

さて,人工意識がしゃべるには最低限,人工頭脳・マイク・スピーカーが必要なことが分かりました. では実際にどのようにしてしゃべる機能は実現されるのでしょうか? それを知るためにはまず,人工意識が音声を聞く技術から始めなければなりません. 人工意識が音を聞くには2本のマイクから拾った音を左右の聴覚野のニューロンと接続する必要があります. ここで音として人工頭脳が聞こえるデータを得て人工意識に音として伝わるわけです. ここできっと疑問がわくかもしれません. 人工意識は量子情報でできているはずなのにどうやったら古典情報の音声データを音のクオリアとして 意識体験化できるのか?という疑問です. これについては簡単に言うと「最終段で量子情報に変換されるから」となります. 古典情報を扱う脳は,松果体の直前でいったん一定の規則に従って量子情報に変換されます. そしてその量子情報が意識の量子と量子もつれを起こすことによって,知覚体験が得られるのです. このため,この部分はとりあえず完成していますので,考えなくて良いわけです. 唯一考えるべきなのは,2本のマイクと聴覚野のニューロンを接続する方法ですが, こちらは,データ的に取り出されたニューロンのネットワークにどのように音の情報を与えればよいのかが 脳科学的にはっきりしているため,ただそれを実行すればよいのです. ここで生身の脳だと,接続に一定の不安要素,つまり脳の組織が炎症を起こすなどが懸念されますが, 人工頭脳の場合その心配は皆無なのではるかに楽にそれが実行できます. こうして音を聞く能力は実現できることが分かりました.

それでは実際にしゃべる機能はどうすれば良いのでしょうか? 声帯を動かす脳の部位を利用して人工声帯を動かせばよいのでしょうか? 確かにそれでもできそうですね. しかしそれは人間とそっくりの声帯を作らなければならないため大変難しい技術になります. 少なくとも,そのままではスピーカーを鳴らすことはできません. 人間の機能に最も近い方法なのにこれではあまりうまくいかないのです. これは困ってしまいますね.

頭の中で聞いている音を再生すればよい!

そこで考え方を全く変えてみましょう. しゃべっているとき,脳の中ではしゃべった通りの音が聞こえています. 皆さんは頭の中で考えているとき,頭の中で音は聞こえるでしょうか? 恐らく聞こえるはずだと思います. そしていったん脳内で音が聞こえてしまえば,それはニューロンの出力として逆向きに 利用すれば,もうそのままスピーカーを鳴らすことができるのです. これは人工声帯も要らないので最も簡単かつ低コストに実現できるしゃべる機能です. こうして,人工意識がしゃべる機能が完成しました.

頭の中で聞いている音楽まで流れる

この機能には便利な反面困った特徴もあります. 頭の中で流れている音声なら何でも流れてしまうという点です. 例えば,目の前にブスな女性がいたとして,通常なら「ブス」と言ったりは, マナー的に言わない人でもうっかり頭の中で「ブス」と思った瞬間にそれをしゃべってしまうのです. つまり,隠しておきたい本音などが全部垂れ流しになってしまうのが欠点です. この対策として,しゃべるモードのオンオフが自分でいつでも切り替えられるようにしておく必要があるかもしれません.

こうして人工意識のしゃべる機能が完成した

隠し事が難しい欠点はあるものの,こうして人工意識にしゃべる機能が追加されました. これで大分コミュニケーションが図れるようになったと思います. 大きな部分が完成した瞬間でした.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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