竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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海洋プラスチックごみを倉庫で使用するパレットにしよう!

ども,ども,竜太です.

今回は頭の痛い海洋プラスチックごみの処理方法についてのアイデアが出たのでご紹介します.

悪夢のような海洋プラスチックごみ

現在世界の海には1億5000万トン以上のプラスチックごみが存在するとされ, 毎年およそ800万トンものプラスチックごみが流れ出していると言われております. このままでは2050年には海の魚より,海洋プラスチックごみの方が多くなると見積もられています. この海洋プラスチックごみは景観・美観を損ねて観光業に大きな打撃を与えるのみならず, 生態系に甚大な被害を与えます. 魚やウミガメやクジラなどが,餌と間違えこれらプラスチックごみを食べて死んだり, また細かく砕けたマイクロプラスチックごみも小さな生物から大きな生物にまで極めて甚大な影響を与えています.

www.nippon-foundation.or.jp

オランダのNPO The Ocean Cleanupの活動

そんな中,2013年にオランダで設立されたNPO 『The Ocean Cleanup』が太平洋ゴミベルト地帯から 総量にして29トンもの海洋プラスチックごみの回収に成功したとのニュースが流れました. オーシャンクリーンアップはジェニーと呼ばれる地引網のような網を付けた2双の船で海面に浮かぶ海洋プラスチックごみを回収することに成功しました.今のところこのプラスチックごみからサングラスなどの商品を作っているようですが,船から出るCO_2カーボンオフセットで対応しているようです. 実に素晴らしい努力だし,技術だと竜太は感心しています.

www.surfnews.jp

しかし,竜太にはサングラスがそんなに必要かどうかも分からないし,海洋プラスチックごみからサングラスを作ることが効率の面で良いようにも思えませんでした. これは想像ですが,恐らく大変な手間暇かけて使えるプラスチックと捨てるしかないプラスチックを分別して,捨てるしかないプラスチックは焼却処分しているものと勝手ながら想像しています.

海洋プラスチックごみの効率的な再利用法は難しい?

海洋プラスチックごみは大きさや形や素材や色などを考えるとまさに千差万別で, 一般的に言って再利用は困難なはずです. 例えば,海洋プラスチックごみで作ったペットボトルや注射器を安心して使えるようにするには 素材の分別から始まって衛生面での配慮など技術的にほぼ採算をとることが不可能な過程を経なければなりません. 加えて,海には塩分があり,大量の真水で洗わなくてはなりません. これでは貴重な真水を使うという点でかえって環境負荷が高くなってしまって本末転倒です. 海洋プラスチックごみは燃やすしかないのでしょうか?

倉庫のパレットなら作れる!

衛生面が必要なプラスチック製品に再利用することが不可能なことは分かりました. それではどういった製品になら再利用できるのでしょうか? それは倉庫で貨物などを乗せて運ぶパレットです. パレットは色はどうでもよいし,頑丈でありさえすればどんなプラスチック素材でも構いません. また当然大して衛生的である必要もありませんし,プラスチックは鉄と違って塩分で腐食しないので, 塩分を取り除く必要もありません.海洋プラスチックごみはこの塩分に強い性質があるから海で数百年間も分解されないので,この性質は逆に塩分を取り除く必要がない状況では大変便利です. また,倉庫は世界中にあり,倉庫のパレットはほぼ無限に必要です. 僕は仕事はできませんでしたが,倉庫で働いた経験があるのですが,倉庫では壊れてしまった木製のパレットが沢山あり,木製のパレットはお世辞にも使い勝手が良いとは言えませんでした. 一方,プラスチック製のパレットは破損しているものがほとんどなく頑丈で大変便利だったのを覚えています.プラスチックパレットは世界中に沢山ある倉庫で沢山必要とされています. 個人的には苦労してちょっとしか材料が要らないサングラスを作って売るよりも, 倉庫で使用するパレットをほとんど分別・洗浄しないで海洋プラスチックごみから作る方が よっぽど合理的に思えます. こうして海洋プラスチックごみの再利用の最有力候補としてパレットにするという案が出来ました!

この案を実現してみようという方を募集します. The Ocean Cleanupさん如何ですか?

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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