竜太です,どーも.
今回はホルモンバランスなどを調節する人工ウイルスのアイデアが出たのでご紹介します.
糖尿病とインシュリン
糖尿病は皆さんご存じの通り,インシュリンが作れなくなる病気です. このため,糖尿病が進行するとインシュリン注射が必要となります. ところがインシュリン注射は注射ですから,注射した直後が最もインシュリン濃度が高く, 後はすとんと濃度が下がってしまいます. つまりインシュリン濃度のジェットコースター状態が起きてしまうのです. これは体の本来のインシュリンの自然なコントロール力よりはるかに乱暴な運転で 身体には大きな負担となってしまいます. 従来これを改善する方法は存在しませんでした.
体内で増減する人工ウイルス
そこで次のような考えが出ます.
「体内でインシュリン量が少ない時は大量に出てインシュリン量が多い時には出ない薬は作れないだろうか?」
これは実は可能でインシュリン量が少ない時は多くなってインシュリン量が多い時には少なくなる薬が作れれば実現できます. これは実は人工ウイルスで実現できます. インシュリンを作る人工ウイルスがインシュリン濃度が低いと増え,インシュリン濃度が高いと死ぬようにすれば良いからです. 人工ウイルスは作れるのでしょうか? 実は現在の技術で作れ,体内の細胞製造工場を乗っ取って増えるのも実現できます. これにより,一般にホルモンバランスを調整することなどができる人工ウイルス製剤が開発可能なのです.
別の案
これとは別に,糖分を直に食べてしまう人工ウイルスも作れます. 実はこの方法の方がインシュリンより正しい血糖値の調節方法なのです. 何故なら例えばインシュリンは脳内ではほぼ効かないのですが, 糖分を食べてしまえば体全体で効くからです.
人工ウイルスの応用方法
人工ウイルスはその応用として, 体内で体温が高いと増え下がると減る解熱剤ウイルスや 体内でアルコール濃度が高い時は増えアルコール濃度が低い時は減るウイルスなどが作れます. これらは一般に調節機能があるウイルスなので長いことアルコールを飲んだ時だけ悪酔いしない人工ウイルス製剤などが作れます. これにより,未来の薬は調節機能が完全に有って長期間効く薬となることでしょう.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^