竜太です．どーも．
巷には環境ビジネスがもうかるからやっているだけという意見が大変多くあります． 曰く，環境問題について前向きに取り組んでいるポーズをとると仕事になって金が稼げるからとか， ソーラーパネルのメーカーからリベートを貰っているとか．
しかし，これほど悪質なデマはないと思いますので，勇気をもって発言することにしました． つまり，『本当は環境ビジネス批判をすることで守りたい利権がたっぷりある』というとです． まるであべこべですね．
ある企業は比較的良心的な企業であるにもかかわらず環境対策をとらなかった
あるアパレルメーカーの場合をお話ししましょう． この日本メーカーは比較的良心的なメーカにも思えるにもかかわらず環境対策はほとんどとりませんでした． 何故か？ 当初この企業は環境対策をとることで会社のイメージが大幅に良くなるため環境対策に前向きでした． しかし実際には環境対策を取りませんでした． というのも，
- 衣料品を作るときの化学物質が環境ホルモンの役割を果たし，川や海に排水を流すと貝や魚のメスがオスに変わってしまうなどの問題が確認されたが， 対策費に数十億円かかる．
- 対策をとると製品価格も大幅に高くなってしまうが，それでは対策をとってないメーカーの衣料品に価格面で負けてしまう．
- 対策に数十億円かかって商品価格も高くなるのにブランドイメージの向上特に購買にはつながらない．
- 環境ビジネスがもうかるからとの批判が真に受けられているため，決してイメージもさほどよくならない．
などからです． これだけでも環境ビジネスがもうからないのは明らかだと思うのですが，それでは何故環境ビジネスはもうかると信じられているのでしょうか？
環境ビジネスがもうからなすぎるから逆にもうかるイメージにしたい人が多い
もうわかりますね，ソーラーパネルのメーカーなどを別とすれば，環境対策はまるでもうからないのです． そこで当然こうなります．環境対策をどうしても取りたくない企業が，どうしても自社のイメージをよくしたいと思った際に最も安上がりな方法は何でしょうか？ 答えは『環境ビジネス悪玉説』です．本当にすっきりするぐらい，簡単に環境ビジネスがもうかるといえば，自社は環境対策をとらずに済むようになります． 少なくともイメージ的には．こうして環境ビジネスは常に危険にさらされているのです．
人類は知性の面で衰退しました
むしろ理性と言いたいぐらいですが． 環境ビジネス批判をしている人たちをよく見てください． 彼らが実際人間に見える外見をしていても，彼らは自分たちがしていることが分かってないのです． 僕自身は自分のやっていることに自信は全くなく，正しいことができてないと痛感してはいますが， これではいけないとも思ってます．地球は30年後，地獄になります． そのとき，もし僕が生きていたら，その時は『人類は衰退しました』というつもりです．
ここまで読んでくださって有難うございます． 何か間違い等ございましたら，ご報告いただけると幸いです^^
