竜太です.どーも.
今回またタイムマシン関連で大きな発見があったかもしれないのでご報告します.
マウスを寝かす実験
起きているマウスを用意します. そして次のような基本的未来制御法を用意します. マウスが起きている世界からfalse寝ている世界からtrueを過去に向かって送ります. すると現在はマウスが起きていてfalseかマウスが寝ていてtrueの状態になってます. ここで観測しないでtrueを代入すると,実験前まで起きていたマウスは寝てしまいます. 値trueを観測すると確かに寝てしまいますがそれではただの基本的未来制御法です. ポイントは観測しないで値を代入してもその効果は起こるということです. 次に遅れて値をfalseに収束させて過去に向かってfalseを送ると,マウスは目覚めます. これにより,マウスを起こしたり寝かしたりが自由にできることが分かりました.
マウスを殺す実験はできない
生きているマウスを用意します. そして次のような基本的未来制御法を用意します. マウスが生きている世界からfalse死んでいる世界からtrueを過去に向かって送ります. すると現在はマウスが生きていてfalseかマウスが死んでいてtrueの状態になってます. ここで観測しないでtrueを代入すると,実験前まで起きていたマウスは一時的に死んでしまうでしょうか? 値trueを観測すると確かに死んでしまいますがそれではただの基本的未来制御法です. マウスはこの実験で死にませんでした. これはいったい何を意味するのでしょうか?
エントロピーの大きな減少は起こせない!
上の実験の別バージョンとして溶けてない氷をfalse溶けた氷をtrueとして, 値にtrueを代入して氷がすぐに溶けるをやっても溶けませんでした. もちろん最後の状態も少しは氷が溶けるのですが,大幅に溶けてからまた固まり始めて少しだけ溶けた状態になったりはしませんでした. どうやら,エントロピーの減少という現象がタイムマシンでは起こせない現象の様なのです!
時間が巻き戻せないのはエントロピーの増大則のためか?
タイムマシンで時間は巻き戻せます. また小さなエントロピーの減少も十分可能なようです.しかし溶けた氷がまた固まったり, 死んだマウスが生き返るような現象は原則的に起こせず,その代わりに寝たマウスを起こすことしかできないようです. これはタイムマシンですら,エントロピーの増大則には勝てないことを意味します. しかしここで謎が起こります. ムペンバ効果はエントロピーの増大則を破っているように思えるからです. つまり,自然界にはエントロピーの増大則を破るように見える現象が存在するのに, 何故,タイムマシンはエントロピーの増大に逆らえないのでしょうか?
ムペンバ効果はエントロピー増大則を破ってない
実はこれはムペンバ効果のクーラーの問題の議論を誤っているためです. まずは通常のクーラーを考えましょう. 通常のクーラーは室温を下げているので,エントロピーを減少させているように見えます. エントロピーって何?っていう方はとりあえず『熱』と思っといてください. 通常のエアコンは室温を下げますので,室内のエントロピーを減少させます. でもこれをエントロピーの増大則を破っている!と主張したら物理科の学生に笑われてしまいます. なぜならクーラーは室外機から室内を冷やしたより多くの熱を放出しているので,環境に放出する熱は逆に増えているからです. つまりちゃんとエントロピー増大則を破ってません. 実はムペンバクーラーも全く同じ理由で,エントロピーの減少は起こしていなかったのです. つまり,今のところ,エントロピー増大則を破ることは何故かタイムマシンでも不可能だったのです!
エントロピーは時間の向きを規定するのか?
こうしてみると,タイムマシンが機能するのも,エントロピー増大則が時間の向きを決める, つまり,エントロピーが増大する方向が未来側と決まっていることと関係がるかもしれません. 引き続き調査したいです.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^