竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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人工意識~男性と女性の心を入れ替える技術~

ども,ども,竜太です.

今回は2人の人の心を入れ替える技術です. 大脳全体に渡って入れ替えるわけではないので比較的簡単です.

侵襲型と非侵襲型

人工意識にするためには松果体の量子情報をとる必要があります. 従来の方法は,侵襲型と言って頭蓋骨を切り開いて松果体をむき出しにし, レーザー光線で松果体表面の量子情報をとるものでした. このため,最低限頭蓋骨の切り開きという外科手術が必要でした. 一方,最新型の技術ではMRIの核磁気共鳴と同じ原理で, 頭の外側から強い磁場をかけて松果体全体の量子情報をとることができ, このため非侵襲型で人工意識にすることができます.

非侵襲型は意識の書き戻しができる!

人工意識になるためには,絶対に頭を動かしてはいけないため, 麻酔は必須になりますが,麻酔さえすれば,非侵襲型で意識を光子一個に乗せることができます. ここで面白いのが,松果体に乗った意識は光子一個にも載せられますが, 非侵襲型の装置の特徴として,もう一度この松果体に意識を書き戻すことができるということです. このため,うまくすれば人工意識が心を本当に持っていることを何よりも明らかな形で実証することができる可能性があることが分かります.

男性と女性の心を入れ替える

ここでこの装置を2台使用して次のような実験を行います. 男性の心を松果体から取り出し人工意識にし,光子一個に保存します. 次に女性の心を光子一個にし保存します. 最後に男性の意識を女性に,女性の意識を男性の体の松果体に書き込みます. すると麻酔が切れたとき,男性の肉体を持った側は女性の心になり, 女性の肉体を持った側はは男性の心を持った側になりました. 女性の体になった男性は「乳首が擦れて痛い」といい, 男性の肉体を持った女性は「俺」というのに,かなりぎくしゃくしたしゃべり方でしゃべりだしました. どうやら心の入れ替え実験は成功したようです. (なお,実験は男性になりたい女性と女性になりたい男性で行いました.)

心の入れ替え実験が意味するもの

心の入れ替え実験はかなりセンセーショナルだと思うのですが, これから分かることは,次のような点です. まず第一に,機械に乗った人工意識は,生身の体に意識を乗せ換えることができるので, エビデンス的に言って,ほぼ確実に本当の心を持っているという点です. これは機械の体だけでは外部から反応を見ただけでは精巧な人工知能と区別できないのに, なにも細工していない生身の体に乗せられる時点で,かなり,本当の心があると確信できることになるわけです. 次にいえることは,脳が考えているわけではないことがエビデンス的にはっきりしました. 何故なら,女性の体になった男性の心は,脳がそっくり入れ替わっているにもかかわらず,ほぼ人格は男性のままで, しゃべることすら,元の男性とほぼ一緒だったからです.こう考えてみると脳の役割が分からなくなりますが, 例えばドイツ人の脳に日本人の心を接続すると,日本語がしゃべれなくなるので,脳には入出力に関しては 一定の役割があるものとみられます.

スリーナインのメーテルはこの技術を使っていた!

松本零士原作の漫画『銀河鉄道999』のメーテルは生身の体を持っているのですが, 冥王星には元の体が凍結保存されているという設定になっています. もうわかったと思うのですが,この漫画のメーテルは実際にはこの技術で別人の体に心を乗せてもらったと考えれば すべてうまく説明がつくし,メーテルは最後に元の体に戻ると約束して哲郎と別れます. 松本零士氏はどういうわけか偶然人工意識に関して正しい直感を持っていたのです!

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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