竜太のテクニカルメモ

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未来技術への序曲~悪性建築資材生物は作れるか?~

ども、ども、竜太です。

今回は建築資材に生物を生きたまま使おうというアイデアです。 この技術、明らかに過去には存在していなかったはずの技術なので、夢のある技術かと思われます。 それでは、早速この話題に入っていきましょう^^ (今回は短めかも(;´∀`))

白いふさふさのファーが生えた壁面を持つドーム状の家

実は僕が住んでみたい家があります。 それは壁に白くて長いまるでビロードのような毛がふさふさに生えた壁面と滑らかな質感の壁のある大きなドーム状の家です。 その家は壁に円い扉がついていてふたを開けると丸くて長いハムが生えてきてうちに居ながらにしていつでもハムが食べられるし、 壁の水道をひねれば、ピンクグレープフルーツのジュースが出てくるようなうちです。 そして、丁度トトロのネコバスみたいに生きているのが理想です。 できれば常に新鮮な酸素が供給されていると良いですね。 皆さんはこんなうちに住んでみたいとは思いませんか? 僕はこんなうちがいつか必ずできると信じています。 そこでいくつかの条件を課してこのような家が作れるかどうか吟味してみることにしました。

満たすべき条件

  1. 生きていること 悪性で作れば寿命は最大500年程度ある。ただし、形を維持できるのは300年程度か?
  2. 形が維持できること 幾ら家が生きていても、形がころころ変わってしまうようでは不便だし危険です。 形は変わるにしてもゆっくりすぎないといけないはずでしょう。
  3. 堅牢であること 丈夫であり、地震で倒壊しないことが必要です。
  4. なるべく火災に強いこと 簡単に燃えてしまうのでは危険です。
  5. ガス管や水道管を破壊しないこと。 例えば根っこが出てきて水道管に穴を空けてしまっては危険です。
  6. 安く建てられること 安くないと普及は難しいでしょうが、悪性か超悪性(Hyper Evil)にすれば安くできそうです。
  7. 簡単に立てられること 簡単に立てられないと、大量に作れないし、値段も高そうです。
  8. 工期が短いこと 工期が長いと、高くなるし、金もかかるし、問題が大きそうです。
  9. アレルギーやハウスダストなどの問題が少ないこと 例えば、滅多にいないピーナツアレルギー程度の確率なら致し方ありませんが、 漆のように誰でもかぶれるようでは困ります。(宿り木は危ない?)
  10. 長期間一定レベル以上の品質を満たすこと ま、これは当然でしょう。
  11. 窓などが作れること 外気を取り込む機能が付けられないと問題があります。
  12. 冷暖房で死なないこと 冷暖房は生物資材に完璧に搭載することは不可能でしょうから、これは必要です。
  13. 比較的大きく創れること 巨大な超高層ビルは難しいでしょうが、少なくとも4LDKぐらいの家は欲しいですよね。

大体以上の条件を満たすことが必要です。 一見厳しすぎの条件ですね? ですが、そうでもないのです。 なぜなら、単なる樹木でも、1,3,4,10,12ぐらいなら満たせてしまえると考えられるからです。 それでは具体的に作り方を見てみましょう。

使うのは悪性か超悪性の生物で決まり

コスト面で考えても、工期で考えても、長期間の品質で考えても悪性か超悪性の生物で決まりです。 今のところ、植物・動物の両方の線で考えておく必要はありますが、 コスト面、工期、長期間の品質の6,8,10はもちろん、 生きていること、堅牢性、火災に対する強さ、アレルギー反応、窓が作れること、冷暖房で死なないことの 1,3,4,9,11,12も全て通常の良性生物と同等の能力があります。 つまり、1,3,4,6,8,9,10,11,12は全て悪性生物で満たすことができるので あとは、2,5,7,13を満たせばよいことになりそうです。 それではこれからこの問題について見ていきましょう。

植物を使うか動物を使うか?それが問題だ!

建築資材に植物を使うか動物を使うかは大変大きな分水嶺となる決断です。 これにより、恐らく作り方がかなり変わってくるでしょう。 恐らく、植物を使う方がはるかに易しいのでしょうが、動物的なものを使うのも夢があります。

そこで、ここではまず、植物的なものを使う方から先にご紹介しましょう。

まず土台が必要だ!

まずは土台です。 これは、根っこを貼る樹木などが良いと思われますが、竹林のように、地下茎を張るタイプのものも地震に強そうです。 ただし、条件5がありますので、硬い根っこが、水道管などを押して穴を空けてしまう心配があります。 そこでこの対策として、一定以上硬いところには根っこが貼れないように樹木を改良して土台に使うという案が考えられます。 つまり、悪性の樹木で、硬いところは回避して根っこを張り、しかも壁面植物が利用できるものが望ましいということになります。

壁面は悪性宿り木で決まりか?

次に壁ですが、宿り木を使うのが良さそうです。宿り木は宿り木同士が宿れるようにしておいて、壁の上に壁が作れるようにしておきます。 すると、土台の悪性樹木に悪性の宿り木が宿り、そのまた上にも悪性の宿り木が宿る、といった具合にします。 後は形状を悪性食品の原理で、自由にカスタマイズしておけば良いということになります。 ただし、どこでも宿れるは危険な可能性がありますので、液性因子のペンキを塗ったところだけ宿れるように悪性宿り木を改良しておきます。 丁度これはレンガのブリックを積み立てるのに似ています。これにより自由に形をカスタマイズできるはずです。

成長の問題はどうするのか?

悪性新生物=癌は成長が速いのが利点ですが、さらに寿命も500年程度はあります。 これはこれで良いのですが、問題は形の問題です。 うまく行って形が維持できたとしても、どんどん成長して大きくなってしまうからです。 しかしこれは案外改良方法があります。 簡単に言えば不良性アポトーシスを残しておけばよい、というものです。

細胞の自殺には大きく分けて二種類あり、構造性アポトーシスと不良性アポトーシスがあります。 (なお、この命名は私のオリジナルです^^) どういうことかというと、例えばカエルの手に水かきがついていて人間の手にないのは、 最初は5本の指が全てくっついた状態で作られるのですが、それだと不便なので、 指の間の細胞は後から自殺するので、切り離されるのです。 これを私は構造性アポトーシス命名しました。 これはどんな悪性食品でも持っていなければならない基本的なアポトーシスです。 これが無いと、単なるがん細胞のように構造が作れず、カルスと呼ばれる団子状のコロニーしか作れません。

一方、不良性アポトーシスというのもあります。 これは大雑把に言ってそれ以外のアポトーシスですが、乱暴に言えば決して不要のアポトーシスというわけではなく、 体の大きさを小さめにするために必須のアポトーシスです。 逆に言えばこれを取り除くか破壊すると、体の大きさは一定の限界はあるものの、どんどん大きくなります。 これを利用するすると、おっぱいを大きくしたり、男性器を大きくしたりする、美容治療が遺伝子治療でできます。 もちろん、男性で身長が低すぎることに悩みがある人の場合、身長を大きくすることに使ったりもできます。 しかしこの不良性アポトーシスがあると、体の大きさを成長しても、一定の大きさに維持できるようになるため、 ある程度成長してから、一定の大きさに、宿り木も、土台樹木もでき、しかも悪性なので300年程度は形を維持して 丈夫さも維持できるものと考えられます。

これで、2.形が維持できること。5.ガス管・水道管を破壊しないこと。7.簡単に作れること。 が達成できそうです。

何も問題がなさそうな大きさの問題

さて、これで、11.の窓の問題にやや難があるものの、13.以外全部達成できそうです。 ところがこれは実にあっけなく対応が取れるのではないかと思われます。 何故なら、通常の樹木でさえ、5メートルぐらいの高さは簡単に達成できますので、 悪性資材樹木で家を建てれば二階建てぐらいの家ならば、十分安全に作れそうだからです。 さすがに現状ではビル建築は難しそうですが、とりあえず二階建ての一軒家ぐらいならすぐに立てられそうです。 しかし、盲点は意外なところに潜んでいるものです。 実はこれまでクリアしてきた問題の中に、まだ完全には解決していない問題があるものと考えられるのです。

窓枠に若干の問題あり。

そうなんです。 実は窓枠は金属の金枠を用いても少々厳しい可能性があります。 実はこれは解決は絶対に可能なのですが、アルミなどの弱い素材の金枠では、宿り木などの成長に狂いが生じたとき、 圧力で変形してしまうことが考えられます。

皆さんも古い家などで、体験したこともあるかもしれませんが、どだい、生きていますので、成長で、 アルミの金枠が変形すると、窓の開け閉めが、厳しくなることが予想されます。 誰も窓の開け閉めが厳しい家などには住みたくないでしょうから、これは問題です。 この問題は上部で変形しない窓枠を使うか、窓枠自体に遊びを大きくとっておくなどの対策が必要でしょう。 しかし、いずれにせよ解決はできる問題と考えられます。

地面が乾燥したり、日照条件が悪くなって枯れて死んだりはしないのか?

当然環境が悪くなって死んでしまうと、通常の家より恐らく2倍程度ほどは速く劣化してしまうことが予想されます。 10倍まではいかないのが救いですが、それでも危険なことには変わりがありません。

ただし、確かに環境の悪化に対して死んでしまうことは十分に考えられますが、生命力の強い、いわば雑草的な樹木を使用することによって そう簡単には枯れないようにすることは可能です。 このため、恐らくこの問題はそこまで深刻な問題とならないものと思われます。

これにより、1から13までの全ての問題が、どうやら解決しそうなので、悪性建築資材樹木を組み合わせて使えば、 どうやら生きた家を作ることが可能となる見込みです。

・・・今ドネルケバブのミックスソースをキーボードに落としてしまったので、愛用している、RealForceキーボード確実に壊れると思う。 今のうちに書くが、どうなるか分からん。多分金もないので当分キーボードも買えないかもしれないorz... 鬱だ。死ねないが。

番外編~HyperEvilWoodをコンクリートの木枠にする案~

さて、ここで、ちょっと目線を別のところに向けてみましょう。 現在、ビルを建てるには必ず、コンクリートに鋳型のような木枠を使ってそこに流し込む工法がとられております。 このため、実はビルは建てるだけで大量の立派な木材が必要になります。 これにより環境破壊はすさまじいものであることが十分に推察されます。 そこで、この建築現場で用いられる、木枠に最も安価で成長の早い、Hyper Evil Woodを使おうというのがこの案です。 この案により、完全に環境破壊のスピードを非常に小さくできるものと考えられます。

それにしても一体なぜ今まで、こんな無駄が許されてきたのでしょうか? 使った鋳型が割ってお割りになってしまうように、使った木枠は後は燃やすことしかできませんし、 しかもあまりいい燃料にもなりません。 今すぐにHyper Evil Woodに切り替えるべきです。

ここまで読んで下さって有難うございます。

何か問題点等ございましたら、ご指摘お待ちいたします。