電磁石を使った未来のスケートリンク

竜太です．

今回は電磁石を使って上に乗ったものの移動を自由に制御できる未来のスケートリンクの案をご紹介します．

永久磁石の場合

例えばスケートリンクの路面をS極側にし，スケートボードの裏面をS極にしたらどうなるでしょうか？ S極同士だから十分磁力が強ければスケートボードは空中に浮遊しますね．これで空気抵抗以外ないスケボーができます．これが，とりあえず，マグネットスケートリンクの原理です．

路面を電磁石にすると・・・

今度は路面を電磁石にして局所的にS極N極を時間的に入れ替えます．すると，S極とN極が交互に配置されたスケートボードは前進したり，回転したりが，路面をけらなくてもできてしまいます．こうすると乗っているだけで自由に運動するスケートボードができるのです．また，スケートボードの代わりにスケートシューズにすることもできます．こうして路面の電磁石の磁極を制御して，自由に運動を制御できるスケートリンクが作れることが分かります．

スケートリンクの端は上り坂になっているとよい

こうすると，端っこまで行ったら逆の方向に引き戻されるので壁に激しく衝突しないので良いでしょう．また壁際から加速もできるかもしれません．

何か欠点はないか？

このマグネットを使ったスケートリンクの欠点は磁極が反対の面がくっつくと極めて危険という点が挙げられます．今のところ磁気単極子，つまりモノポールが発見されていませんので，どんな磁石でも反対側は磁極が逆なので，例えばスケートボードがひっくり返るとかなり危険です．強力な磁力でくっついてしまって簡単には離せないでしょう．これは路面を電磁石にすることによってある程度回避できますが，抜本的な解決策は難しいでしょう．