ども,竜太です.
今回は「核戦争を回避したかったのに回避できなかった.」などが起きないようにするための技術について公開します. これにより,もし「見落としさえなければ」望まない未来を充分に回避できます.
未来から「核戦争が起きるが回避できないだろう.」と送られてきたら・・・
さてどうしましょうか? これには時間の経過前と後で大きく意味合いが変わります. まず,とりあえず核戦争が起きる前の場合を考えましょう.
同じ文面を送るのは危険
核戦争が起きる前の時点でもし,自動で同じ文面を過去に送る設定になっていたら,かなり危険です. 何故なら,「核戦争が起きるが回避できないだろう.」と送ってきた世界線が本当に核戦争が起きてしまった世界線なら, その世界線と同じ文面をしかも機械的に送ってしまうので,本当に核戦争が回避できなくなってしまう可能性が高いからです. したがって,最初から最低限送られてきた文面と異なる文面を過去に送るようにしないといけません. こうすると,最低限元の核戦争が起きた世界線とは多少は異なる世界に分岐して入ることになるわけです.
核戦争が起きてしまった後でも送る文面は変えたほうが良い
では,もし仮に核戦争が起きてしまった後だったらどうしたらよいでしょうか? こうなるともう手遅れですね. ですが,もしそのまま過去に向かって同じ文面「核戦争が起きるが回避できないだろう.」を送ってしまうと, それは情報の閉じたループができてしまうことになります.
実はこの方法も不完全
上記の方法で少なくとも別の世界線に移動はできるので核戦争が回避できる可能性はあります. しかし,別の世界線なだけでそちらの世界線で核戦争だけは起きてしまう可能性はないのでしょうか? もちろんありますね.これでは困ってしまいます.
抜本的な解決策はやはり基本的未来制御法
実は抜本的な方法は存在して,それはやはり基本的未来制御法を用いるものなのです. 未来から「核戦争が起きるが回避できないだろう.」と送られてきたら, 早速基本的未来制御法のプログラムを用いて,現在の状況を次の状態にしてしまいます:
この状態にしておいて未来からが送られてきたときだけに書き換えてしまいます. こうすると未来は必ず核戦争が起きないようになってしまいます. これが実行できるためには次の4つの条件が成り立たねばなりません:
- 未来から送られてくる「核戦争が起きるが回避できないだろう.」という文面を見落とさないこと.
- 1.の文面を読んで対応策をとるまでの間に核戦争が起きないこと.
- 核戦争が起こる予定の時間までにタイムマシンで過去に情報が送れること.
- 基本的未来制御法がその時使えること.
特に1.が重要です.このためには未来から”核戦争”というキーワードが入る文面が送られてきたら,自動でアラート機能が働くなどにしておくと良いかもしれません. あるいは絶対に見落としてほしくない情報にはアラートが自動で閲覧済み・対応済みになるまで鳴り続けるシステムにし, 警告レベル10などのキーワードで自動でアラートがなるなどすると良いかもしれません.
未来に起こる事故はほぼ防げる!
ここから分かることは,基本的未来制御法を用いると未来に起こる事件・事故はほぼ防げるということです. なお,シュタゲの原作者の志倉千代丸さんはタイムマシンがもう作れることをご存じの方で,ツイッターに次のようなツイートを残しています:
バイナリとは2進数であり「1」と「0」だけで表現されているデジタルデータ形式のことです。シュタゲに登場するDメール→記憶のデータ化→タイムリープ→タイムマシンは全てこのロジックからなります。光速をも越える量子もつれ、量子テレポーテーションが最初のDメールを完成させる日は…もう既に…?
— 志倉千代丸 (@chiyomaru5pb) 2018年6月23日
タイムマシンの作る未来は明るそうです!
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^