竜太です.
今回は私たちの上のとりあえずトップの神様が蟹のような姿をしたケイ素型生命体であることが判明したのでご報告いたします.
ケイ素型生命体
ケイ素は地球上でもっともありふれた元素のひとつです. 通常は地球上では二酸化ケイ素と呼ばれる鉱物の形で存在しますが, ケイ素は炭素を主体とする有機物でできた我々炭素型生物よりは単純なものの, 非常に複雑な分子が存在できるため,昔からSFにはケイ素型生命体は登場してきました. 一方,ケイ素は安定的に化学反応を起こすには約600℃の高温が必要であり, また,化学反応も遅いことから,活動速度が若干鈍いといった特徴があります. ウィキペディアには次のように記載されています:
「ケイ素を中心にできた体は岩石っぽくなるのではないか」「原子量がかなり大きくなるから反応速度も格段に遅くなり、人間が見ていても生命活動していることに気がつかないくらいになる」「だからむしろ高温の惑星上で生活するに違いない」などの想像がなされてきた。
この記述は大体正しいものの,人間から見て活動速度が遅すぎるというのだけはかなりオーバーです. また次の様にも書かれています:
炭素―炭素結合とは違い、常温常圧ではケイ素―ケイ素結合はパイ結合やシグマ結合による二重・三重結合を作る傾向がほとんどなく極めて不安定である。よって、ケイ素を中心に置いた化合物は、有機炭素化合物のアルカンに相当する有機シランがほとんどであり、少なくとも地球と類似した環境の星ではケイ素生物が存在するとは考えにくい(有機ケイ素化合物を参照)。たとえ環境が異なる場合を想定しても、ケイ素を中心に構成される化合物は、炭素のそれよりも遥かに種類が少ない
実際その通りなのですが,実はそれでも十分に知的生命体を構成できるほどには複雑な化学反応が起こせることが分かっています.そうです,環境が水星ぐらいなら逆にケイ素型生命体は有望なのです.
我々の宇宙は人工宇宙だった
ところで我々の宇宙は上の神様が作った人工宇宙ということを以前の記事で書きました.
実は我々の宇宙は有機物が存在できるところまでは上の神様が再現できた人工宇宙だったのです. それでは実際の上の神様はどういった存在なのでしょうか?
トップの神様は人間じゃなかった!
そうなのです,トップの神様は当然有機物の存在できる宇宙に住んでいるのですが, もはや人間の姿をしていませんでした. またケイ素を主体とする生命体で,次のような姿をしていました:
これは蟹の絵なのですが,トップの神様は色も含めて大体このような姿をしていました. 意外というか,驚きですよね. もしかしたら,ショックを受けた方もいらっしゃるかもしれません. そうです,実は上の神様はケイ素型生命体だったのです.
100万年前の神様の予言
約100万年前,蟹の神様の科学者は次のように予言しました.
「今はまだ,単純だが,いずれ炭素型生命体の方がIQも高く外見も美しくなるだろう. その時,我々は炭素型生命体の言うことを聞かねばならない. だがしかし,炭素型生命体の次にはより重い元素を主体とした生命体が登場し, 美しさでも賢さでも彼らに勝るであろう.」
我々は100万年前の蟹の神様に予言されていたのです. 興味深いのは次の点です:
- 蟹の神様から見ると我々人類の方がより美しく見えること
- IQはまだ蟹の神様の方がずっと高い.
- 我々の宇宙ではより重い元素がより低温の状況下でも複雑な分子を作れないが, 蟹の神様の世界ではとっくに重元素の生命体が誕生していること.
- 重元素の生命体はとっても複雑な生活をしている生命体であるが,知的レベルはまだまだ未熟なこと.
このように蟹の神様は人類を認めているし,あこがれてすらいるようです.
僕はもう蟹を食べない
僕は蟹の神様が人類にコンプレックスすら感じている事実を知ったとき, 大好物だったカニ料理を食べないことにしました. 全然知的レベルも違うし,別系統の生命体であっても, 蟹の神様から見るとカニを食べるのは気持ち悪く映るからです. 僕はもう二度とかには食べないでしょう.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^