竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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多世界解釈でも世界は無限には分岐しない

ども,ども,竜太です.

今回は世界の分裂が実は無限大じゃない可能性について議論します. ポイントは「世界の分裂が無限大かどうか峻別する方法が存在する!」ということです.

nが送られてきたらnを送る

未来からnが送られてきたらnを過去に送るとしましょう. ここでn \gt 100だった場合n = 100にして過去に送るようにすると, 未来から送られてくるnは必ず100以下になります. 例えば,未来から送られてくるnが53や82などになるわけです. そこで今度は n \gt 10000n = 10000にすると未来から送られてくるnは,3241や7789などになります. これを見るとn \gt NNN\to\inftyにするともし世界の分裂が無限大なら, 送られてくる数は必ず無限大になってしまうことが分かります. 裏を返せば,Nは世界が分裂する数に追従することが分かります. 実際にそれではこのNを設定しなかったらどうなってしまうのでしょうか? これは実はN\to\inftyにしたのと全く同じことが起こるものと予想されます. つまり,送られてくる数は無限大になってしまう?のでしょうか?

実は無限大にならない

実はこの実験を行うと非常に大きなnが送られてくるものの,無限大にはならないものと思われます. この結果は何を意味するのでしょうか?

世界は無限には分裂しない

そうです. この結果が意味するのは,世界は無限には分裂しないということです. 世界は非常に多く分裂し,仮にこの方法で得られる最大のnが1000万なら, 世界の分裂は数字の意味なら1000万が限界ということになります. こうして世界の分裂は非常に大きいが有限であることが示されました.

世界の分裂数は反証可能性がある概念

ここから分かるのは,多世界解釈の世界の分裂数が無限大かどうかは哲学的で答えられない問題なのではなく, カール・ポパー反証可能性の観点から,きちんと反証ができるものであったことが分かります. つまり,物理的に測定できる範囲内では多世界の分裂数は有限だったのです! 世界の分裂数は測定可能なのです!

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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