竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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自己増殖電脳の驚異第1部~横浜駅SFは実現する?~

ども,竜太です.

ニュートリノエンジンの記事の第三部がまだですが,今回は気分転換も兼ねて 下手をするとそれ以上に革命的な技術である自己増殖電脳について書きたいと思います. 技術の分からないお子さんでも楽しめる記事になると思うので楽しみにしていてね. イメージとしては3歳ぐらいの科学に興味が出始めたばかりの男の子にも パパかママに読んでもらえば大体わかるような内容にしたいなぁと思っています. おじさんにはちょっと難しすぎるけどね^^

横浜駅SF

2016年6月23日に第1回カクヨムWeb小説コンテストSF部門大賞を受賞し, 『このライトノベルがすごい!』では2018年版で単行本・ノベルス部門第8位(新作1位)に ランクインした柞刈湯葉(いすかり ゆば)原作のWebライトノベル原作の『横浜駅SF』という作品を 聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この作品は本州の99%が埋め尽くされてしまうほど横浜駅が増殖した未来の日本が舞台となっているハードSFです. これを聞いただけでもう私などは背筋にゾクっっとするような感激が走ってしまうほどカッコよくて良くできた 舞台設定なのですが,そもそも増殖する駅って有り得るか?とばかうけしながらも思っていました.

生物は当然自己増殖できる.しかし機械は・・・

皆さんご存じの通り,私たち人間も含めた生物は原則的に皆自己増殖できます. そりゃあ人間の場合が,技術に頼らない限り全くおんなじ人間の複製はできませんが, とりあえず増えることができます. また,より原始的な生物に関しては性を持たないものに限り単性生殖でいくらでも全く同じコピーが作れます. しかし,機械は果たしてこういったことはできないものでしょうか?

コンピュータの内部で増える人工生命

当然ですが,工場のロボットを使えば自分自体ではないもののありとあらゆる機械が作れます. でもこれはなんだか夢が無くて今では当然のことにしか見えないですよね? これでは何となく面白みがないです. 何とか人手を一切借りずに自分の力で増殖するロボットを作れないものでしょうか? 実はコンピュータの内部ではそれはすでに実現できていてそれは人工生命と呼ばれています. 人工生命は生物が増える機能をミミック(模写)してコンピュータの内部にデータとして増えるものです. これはこれで面白いのですが,何とかして実際の我々の世界で増えられる機械かロボットが作りたいものです. そういったことは不可能なのでしょうか?

ロボット製造ロボットシステム

そこで私はまず最初の方法としてロボット製造ロボットシステムを開発しました. これはAstro Robotics社に依頼したのですが,簡単に言うと資源の取れる産地にそれぞれその資源を利用した パーツだけ作れるロボットを配置し,そのロボット自体は別の資源で作ったパーツと組み合わせて作る, というものです.これを各鉱山で行うとこのシステムは全体として自分自身を維持できるようになるというものです. 実は電気の供給は必要なのですが,どんな新しい機械でもデータをシステムに渡し,電気だけ供給すれば後は寝ていても何でも作れます. 大型のロケットや船舶,航空機などを除くありとあらゆるののがかなり自由に作れます. 当然新しい機械でなければ,自分自体もまたすでにもらったデータのある機械も何でも新たなデータの追加なく自由に作れます. 夢のような技術ですね. 鉱山同士が遠方に離れて入れているため,製造の効率はまださほど高くなくて人手の50分の1程度しか出ません. それでも電気を除けば人手がほぼ全くかからずに,ありとあらゆる工業製品が作れるのは素晴らしく夢があります.

このシステムはまず最初に中国で運用を開始し,次にロシアで運用を開始しました. 日本はというと当然運用はしているのですが,そもそも島国で集めた資源から直にロボット製造ロボットシステムを 稼働しているので,資源効率は非常に高いのですが,自律性の機能という意味ではあまり面白みがありません.

このシステムを運用すると,人間は殆ど怠けたままで働かなくても暮らせます. その代わり,資源が人間が行った場合よりも約50倍程度無駄になります. この無駄の大半が運搬用ロボットを作るための材料である資源の無駄になります. 恐ろしく無駄があるようで,それでも人間が一切働かずに済むため抜群にいい技術と言えそうです. しかし,この無駄をなくしてしかも早く作る方法はないものでしょうか? 横浜駅SFは柞刈湯葉氏が生物学研究者であることからなのかなんとなく横浜駅が生きているように思えるのですが, 私のロボット製造ロボットシステムは若干それとは違って普通のオートメーションの発展形に思えます. 私はそれでもこの技術に満足し,しばらくこのことは考えておりませんでした.

全く新しい方法

実は今回私は偶然苦し紛れに全く新しい方法を思いつきました. それが第二部でご紹介する『自己増殖電脳』になります. 今回私は科学の発見が止まってしまったことにかなり悩んでいました. そこで無理やり科学の発見をしようとしたのですが,思いつくのは過去に発見した科学の焼き直しばかりでした. そんな中,かつて一応考えてはみたものの曖昧過ぎてSFの舞台設定にすら使いにくい着想の一つが大化けする可能性があることに気付きました. それが今回の主役である『自己増殖電脳』です. 第二部ではこの自己増殖電脳の技術の詳細についてなるべくお子さんでもわかるようにご説明したいと思います.

楽しみにしていてくださいね^^

・・・ギャグが無くってゴメン.思いつかなかったorz....

ここまで読んで下さって感謝いたします.

何か間違い等ございましたらご報告宜しくお願いいたします^^