連日,暑い日が続きますが,いかがお過ごしでしょうか.
ども,竜太です.
今回はひょっとしたら第二種の永久機関も作れる可能性があるかも? という夢のある話をします.
第二種永久機関
第二種永久機関とは環境から熱をエネルギー源とし,閉じた気体などの流体を用いたサイクルなどを使用して 正のエネルギーを取り出すものです. この永久機関自体はエネルギー保存則を破りませんが,ケルビンの原理として知られる, 等温サイクルが外界に対して正の仕事ができないという,経験則に反します. ケルビンの原理に反するような熱機関は従来,自然界の生物等を含めて考えても存在しないと考えられ, 圧倒的エビデンスによって支持された原理だと考えられてきました.
ムペンバ効果
一方,20世紀後半不思議な現象が報告されました. タンザニアの中学三年生のムペンバが,熱いアイスクリームミックスと冷ましたアイスクリームミックスを両方同時に冷凍庫に入れると, 熱いアイスクリームミックスの方が先に凍ることを発見しました. この現象はアリストテレスなどによっても知られていたと考えられるのですが, 今ではムペンバ効果と呼ばれています.
上のリンクにあるようにムペンバ効果は確かに存在するようです. また一部の状況ではシミュレーションによりムペンバ効果が実証されたようです. これが意味することはどういったことなのでしょうか?
ムペンバ効果は第二種永久機関を可能にするか?
実はこの現象を巧みに使うと第二種の永久機関が作れる可能性があるのではないかと思っています. もしそうだとすると,環境から熱を吸収しエネルギーに変えるエアコン発電機が可能になります. 従来のエアコンがトータルで発生する熱が,必ず正で,熱の移動によって一部の領域に冷えた領域を作り出すものだったことを考えると, 明らかに効率的です.
ムペンバ効果を使用したエアコンは環境にやさしい
このエアコンの特徴は,
- 冷やすとき外部を温めない
- 冷やすとき,一緒に電力を発生させることができる
というものです. このため従来のエアコンの欠点だった,
- 使えば使うほど周囲を温める
- 電力を莫大に使用する
という二つの欠点を解決した画期的なものになります. こうして,ムペンバ効果が有効利用できれば,地球環境に大変優しいエアコンが作れるのです.
また新しい,永久機関が生まれた・・・かも
こうしてカシミール効果を利用した永久機関の次はムペンバ効果を利用した 第二種永久機関が作れる可能性が出てきました. 永久機関って案外いろいろ作れる可能性があるのかもしれません.
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^