竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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宇宙エレベーターで小惑星の金属資源を回収する案

竜太です.どーも^^

今回は近い将来の金属資源の枯渇に対応する唯一の対策案である, 『小惑星からの金属資源回収案』についてご紹介します. 事実上,ほぼ唯一の解決策とみられます.

地球の金属資源は2050年までにほぼ枯渇する!

そうなのです. 別の記事でも書きましたが,地球の金属資源はこのままいくと,ほぼ2050年までにすべて枯渇してしまいます.

lagrangian.hatenablog.com

そこで,少しでも金属資源が持続するために,プラスチックや紙を使用して金属資源の枯渇を遅らせようとして書いたのが, 以下の記事です:

lagrangian.hatenablog.com

lagrangian.hatenablog.com

lagrangian.hatenablog.com

ここまでやっても実際には金属資源は大して持たないと考えられますので, 抜本的な対策が求められます. そこで期待されるのが,地球以外の他の天体からの金属資源の回収になるわけです.

実は金属資源の宝庫な小惑星

redshift.autodesk.co.jp 上のリンクをご覧ください. 小惑星からの金属資源の採掘についてかなりのことが書かれています. ポイントはSタイプあるいはMタイプと呼ばれる金属資源を大量に含んだ小惑星から有用な金属資源を回収するというものです. 初期費用として11兆円程度とあり,これは小惑星からの金属資源の調達が『一見すると』十分実用的に思える金額です. 小惑星からの金属資源の調達は深い縦坑を掘って莫大なコストがかかることもなく,うまくいけば非常にリーズナブルなコストで 調達できる可能性があり,今注目を集めています. 宇宙空間では小惑星の発生する重力は非常に小さく,したがってロケットの重さと比較してかなり,質量の大きい小惑星でも 地球付近まで運べる可能性があります. しかし,問題はそれを何とか網などを用いて地球までロケットで引っ張っていっても,どうやって地上にもっていくのかが問題となります. というのも,地上にもっていくには地球の大きな重力の影響を受けねばならず,大気圏に突入する際に,大きな小惑星は大半が燃えてしまい 肝心の金属資源が十分回収できない恐れがあるからです. ましてや燃えないようにするために巨大なパラシュートを用いると僅か,1トンの金属資源を運ぶためでも沢山の使い捨てパラシュートが 必要になってしまって,とてもコストパフォーマンスがいいとは言えません. 落ちたパラシュートを回収するのだって大変な作業になってしまうかもしれません. せっかく金属資源を地球付近までもってこれたのにこれでは無駄が多すぎます. これはいったいどうすれば解決できるのでしょうか?

宇宙エレベーターしかない!

実はこの問題に対するほぼ唯一の解決策が『宇宙エレベーター』です. そう,重力の弱い地球の周回軌道の小惑星を乗せてしまって,後は削りながら宇宙エレベーターで運べばよいのです. こうすると,最も低コスト・低エネルギーに小惑星から採掘した金属資源が地球に運べます. 何しろエレベーターを使うだけですから,無駄になるのはせいぜい電力しかなく,この電力も必要最低限で済みます. こうして,小惑星からの金属資源調達は宇宙エレベーターを用いるのが,最も経済的で環境にも優しいことが分かりました.

地球の資源寿命が500年は伸びる!

こうして,小惑星からの資源調達と宇宙エレベーターの使用により, 地球の金属資源の枯渇は500年ぐらいは大丈夫になりそうです. 人類はとっくに知恵でその繁栄の寿命を延ばす時代に突入していたのです.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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