竜太のテクニカルメモ

物理やへっぽこなゲーム作りについて易しく解説するよ

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人工冬眠の技術の案

竜太です.どーも.

今回はようやく実用化のめどが見えてきた人工冬眠について書きます.

人工冬眠はできるか?

20世紀末ロシアは犬などを用いて人工冬眠の研究を行っておりました. これは不凍液と呼ばれる低温でも凍らない液体を利用して血液と置き換えてしまうものでした. しかし当時の技術では3日程度の日数でしか冬眠させることは難しく,実用的とはいいがたいものでした.

人工冬眠の難しさ

それでは何故,3日程度しか冬眠できなかったのでしょうか? それは不凍液といっても実際に使用する不凍液は食塩水に類似のもので冷やし続けると部分的に凍ってしまうからでした. そして,凍ると,それはまるで高野豆腐のように氷の結晶が細胞膜を貫き細胞膜を破壊してしまうためでした. 従来この部分が技術的に回避することが困難でそのため技術が向上しても高々1週間程度までしか冬眠できなかったのです.

ブレークスルー技術現れる

ここで現れたのが,マイクロ波を照射しながら冷却するという技術です. マイクロ波は電子レンジでも使用されていますが,水や氷の分子を振動させて熱に変える働きがあります. このマイクロ波を照射しながら冷却させると,不凍液を含んだ人体が凍らずに低温を保つこともできますし, 冷却速度等を調節して凍っても細胞膜を氷の結晶が破壊するのを防ぐことができます. こうして原理的には凍らせてしまえば,生きた人間を数カ月も凍らせた状態で維持できることになったわけです. 人工冬眠技術の完成です.

アルファケンタウリ星にも行けるかもしれない

この人工冬眠の技術を用いれば太陽系から4.3光年離れたアルファケンタウリ星にも光子ロケットで行けるかもしれません. また,食料はごくわずかで済むでしょう. 宇宙開発にはなくてはならない技術となるはずです.

ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^


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