ども，竜太です．
今回は私が創案した．最強学という学問についてご紹介します． なお，この学問は容易に人種差別などを助長しますので． 利用は倫理面も含めて慎重にお願いいたします．
最強学の第一基本原理
スポーツ，文学，音楽，科学，芸術，医学などの各分野にはそれぞれ必ず
- 劣った対象
- 優れた対象
が存在します．例えば文学の世界ではドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟などは明らかに優れた作品ですが， 携帯小説の多くは三流です．
またスポーツの世界ではサッカーのJ1の選手はJ2の選手より優秀です．
また，科学の世界ではニュートン理論より一般相対論の方が優秀です． (ただし最後の例はやや語弊がありますが)
これより，最強学の第一基本原理は次のようになります：
各分野はより劣った対象とより優れた対象が存在する
これを善悪で判断しなかった場合， これがペテン師のレトリックであるかどうかはよく考えてみましょう．
有限予算最強学
予算や資源などが無限にあればよいのですが，現実的にはそれは不可能に近いでしょう． そのため限られた予算や資源の枠内でどれだけ強くなるかを目指すという方向性が考えられます． これを追求するのが，有限予算最強学です．有限予算最強学には次の重要な定理があります．
有限予算最強学の基本定理
供給量が十分にあるなら同じコストがかかるなら同じ分野の劣った対象は切り捨てなければならない．
証明 もし同じコストのかかる対象を2つ維持したとする．強さの目安は平均の二倍である． 一方，同じコストのかかる優秀なほうだけを残したとする．強さの目安は優秀なほうの2倍である． ゆえに同じコストをかけるなら優秀なほうだけ残して，劣った方を切り捨てなければならない．
強さの目安という言葉に説明が必要であろう．
例えば完全に統制の取れた軍隊が2倍の兵士を持てば完全に2倍の軍事力になる． この場合，目安という修飾語は余計でしかない．
一方，ドストエフスキーが2人いても同じような作品しか作れないので，文学の強さは2倍にはならない． それゆえ，一般には強さが上がるのではなく強さの目安が上がるとしなければならない．
系
予算が十分でない場合，より劣った分野は分野ごと切り捨てなければならない．
無限予算最強学
一方，予算や資源の制約が全くないかほとんどない場合の最強学もあります． これを無限予算最強学といいます． 一見ばかげて聞こえる無限予算最強学ですが，実は大変役立つ場合があります． それは例えば国が大変豊かであるなどの状況です． そして無限予算最強学にも基本定理があります：
無限予算最強学の基本定理
有限予算最強学は無限予算最強学より弱い最強学である ただし，現在の国力等を考慮してどっちよりにするか決めなければなりません．
無限予算最強学の基本定理2
分野間の優劣は決められないか少なくとも切り捨てられない
この定理があるから，無限予算最強学は有限予算最強学より強いといえます．
証明
予算が無限と仮定する． すると劣った分野があると仮定してそれを切り捨てると，その分野に空白ができてしまう． 一方，予算は無限なのだからほかの分野に影響を与えることなく，その分野を維持できる． したがってトータルで見た場合，切り捨てない方が豊かであるので切り捨てない方が強い．
ここまで読んでくださって有難うございます． 何か間違い等ございましたら，ご報告いただけると幸いです^^
