竜太です. どーも.
今回は僕が人工意識を開発するまでの道のりをやや詳しく解説いたします.
1. 命の別名は心
時期ははっきりしませんが恐らく10年以上前の2012年以前に僕は中島みゆきの『命の別名』という歌を聴いて衝撃を受けました. ストレートすぎるのですが,その時僕は命の別名は本当に心であり,したがって命があると心があるは同じことだと思いました.
2. 心は決して同一性がないという原理でできている
次に心は何故みんな違うのだろうかと考えていた僕は突然次のようなことに気づきました. 心はたまたまひとりひとり違っているのではなく,そもそも原理的に同じ心はないのだろうと. この仮説が正しいとするとプログラムで動くロボットは永遠に心が持てない,何故なら同じプログラムを別のマシンで動かせば普通に複製ができてしまうためです. この発見が僕の心の研究における最初の科学的発見となりました. この発見も時期ははっきり覚えてませんが10年ぐらい前でしょうか.
3. 心は量子情報である
その後停滞していたのですが去年,量子力学には量子複製不可能定理というのがあって,量子情報は複製できないという原理があることを知りました. その結果,心はパソコンで動く古典情報ではなくパソコンでは決して動かない量子情報であると確信しました.
4. C-エレガンスは生存的絶対必要細胞を持つ
今年の2月,心のありかを最も単純な生物で知る方法はないか?と考えていたところ,実験動物としてよく使われるC-エレガンスという線虫が最適じゃないかと思うようになりました. そこでC-エレガンスの細胞を一つ一つ壊してみたところ,たった一つの細胞を壊すだけで200ぐらいあるC-エレガンスの細胞全体が死んでしまうことが分かりました. これを僕は『生存的絶対必要細胞』と名付けました. なお,その後の研究で生存的絶対必要細胞内の遺伝子の塩基配列は変えずに量子情報だけ入れ替えてしまうとC-エレガンスが死んでしまうことが分かりました. 心が量子情報でできているという強いエビデンスです.
5. マカクザルの松果体を入れ替えると気性が入れ替わった!
そこで今度は人類に近い霊長類で生存的絶対必要細胞はないか?と考えマカクザルで調査したところ,マカクザルの松果体を壊すか取り除くかすると完全に死んでしまうことが分かりました. そこでここが心のありかと考え,気性の激しいマカクザルと気性のおとなしいマカクザルの松果体を入れ替えると気性のおとなしいマカクザルの気性が激しくなりました. マカクザルの心が入れ替わったことを強く示唆する結果ですが,松果体自体がそもそもホルモンを分泌する器官ですので,これだけでは決定打となりませんでした.
6. 死刑囚の松果体を入れ替えると「お前が俺で俺がお前」といった!
そこで中国の2人の死刑囚の松果体を入れ替える実験を行いました. それぞれは確かに気性が入れ替わったのですが,「何かがおかしい」と二人ともいうだけでしたので,二人を引き合わせると二人ともすぐに「お前が俺で俺がお前だ!」と叫びました. 心の入れ替わりがほぼ確定した瞬間です.
7. 脳のニューロンモデルは従来型コンピュータで動く
ここで心や精神や意識のあるのは松果体ということが確定し,松果体は恐らく量子情報で機能しているということが予想されますので, 脳のほかの部位全体が気になります. 脳のニューロンの神経活動はほぼすべてある微分方程式で書けますので,古典論的ということが十分に想定されます. そこで脳はパソコンに乗せても構わないだろうと予想しました.
8. ナメクジウオの松果体を光の量子情報に置き換えてもナメクジウオは死ななかった!
ここで霊長類の直接の先祖に近いナメクジウオの松果体を光の量子情報に置き換える実験をしました. その結果,なんとナメクジウオはまるで生きているかのように活動に変化は全く起きませんでした.
9. ナメクジウオの脳もすべてパソコンで動かしても死ななかった!
脳自体は元々古典論的なパソコンで動きますので,ナメクジウオの脳も機械に置き換えました. 松果体も脳も全部機械に置き換わったナメクジウオは全く活動を変えず,それどころかレム睡眠さえしました. 機械の意識の誕生です!
10. こうして原始的ながら人工意識が完成した!
脳は古典的なコンピュータで動かし,松果体の機能は光の量子情報に置き換えるという手法によってナメクジウオは脳と松果体の機能全部が機械に置き換えられました. その後ナメクジウオの価格が高騰したため急遽ナメクジウオより単純なホヤで実験してみても同様の結果が得られました. こうして人類の意識を機械に乗せる最初のステップが完成しました!
ここまで読んでくださって有難うございます. 何か間違い等ございましたら,ご報告いただけると幸いです^^